カポ
ギターで使える便利なグッズのひとつに"カポ"があります。
「カポタスト」と呼ばれることもあります。
どちらも同じものです。
カポタストって何?
カポは、ギターのネックに取り付けて使います。
セットした場所のフレットを解放弦として使うことができます。
これを利用して、難しいコードも簡単に抑えることができるようになります。
具体的には、1フレットにカポをセットすれば、
Fのコードも、3か所をおさえるだけで演奏できます。
つまり、カポタストが人差し指のバレーの役割をしてくれるのです。
カポタストを使えば、どんなキーでも解放弦を使うことができます。
例えば、オープンコードが使えないBやFのコードでも
オープンコードのような、豊かな響きを得ることができます。
コードを簡単に変える
カポタストを使えば、簡単にキーを変えることができます。
2フレットにカポを置けば、1音分キーが上がることになります。
その上で、Aの形のコードを弾けば、Bのコードの音が出ます。
曲を練習して覚えたけれども、ボーカルのキーが合わなくて歌えない。
そんなときにカポを使えば、覚えた時と同じ指使いでキーを変えることができます。
使い方
カポを取り付ける位置は、フレットの真ん中よりも少しブリッジ寄りにします。
固定する方法は、ネジで締め付けるものと、バネで挟み込むものがあります。
ネジで締め付けるときは、力加減に注意しましょう。
強く締めすぎると、音程が上がってしまいます。
緩すぎると、おさえる力が足りなくて弦がミュートして音が出なくなってしまいます。
カポを取り付けたら、一度フレーズやコードを弾いて音を鳴らしてみましょう。
出てくる音に変化や狂いがないか、しっかりと確認しましょう。